道ばたでごみを捨てている人を見かけたとき。
禁煙エリアでタバコを吸っている人に遭遇したとき。
「注意したいけど、英語でどう言えばいいの?」
「きつく聞こえないかな?」
そんなふうに迷ったこと、ありませんか?
実は、日本の路上マナーは海外の人にとってかなり分かりにくいものです。
ごみ箱が少ない文化や、路上喫煙のルール、地域ごとの条例などは、知らなければ当然守れません。
だからこそ大切なのは、「注意する」ではなく「やさしく伝える」こと。
この記事では、実際の街中シーンを想定しながら、
- そのまま使える自然な英語
- トラブルを防ぐ言い方のコツ
- よくある失敗とその回避法
をわかりやすく解説していきます。
読み終わる頃には、「とっさに英語で対応できる安心感」が身についているはずです。
まずは基本|やわらかく伝える3ステップ
英語で注意するときに一番大切なのは、言い方の順番です。
いきなり
“Don’t do that!”
と言ってしまうと、どうしても強く聞こえてしまいます。
おすすめは、次の流れです。
- ワンクッション置く
- “Excuse me.”
(すみません) - “I’m sorry, but…”
(申し訳ないのですが…)
- “Excuse me.”
- ルールや状況を伝える
- “It’s not allowed here.”
(ここでは禁止されています。) - “In Japan, we usually…”
(日本では通常〜します。)
- “It’s not allowed here.”
- 協力への感謝を添える
- “Thank you for your understanding.”
(ご理解ありがとうございます。)
- “Thank you for your understanding.”
それでは、具体的なフレーズを見ていきましょう。
外出先でそのまま使えるシーン別フレーズ
実際にありそうな場面をイメージしながら見ていきましょう。
ごみをその場に捨てようとしているとき

Excuse me, you can’t leave trash here.
(すみません、ここにごみを置くことはできません。)
Please don’t throw your trash here.
(ここにごみを捨てないでください。)
“leave trash” はやわらかく自然な言い方で、“throw away” よりも角が立ちにくいです。
ごみを持ち帰ってほしいとき

Could you please take your trash home with you?
(ごみは持ち帰っていただけますか?)
In Japan, people usually take their trash home.
(日本ではごみを持ち帰るのが一般的です。)
「日本では〜」と伝えると押しつけ感が減ります。
路上で唾や痰を吐いているとき

Excuse me, spitting on the street isn’t allowed.
(すみません、路上で唾/痰を吐くのは禁止されています。)
Please don’t spit on the street.
(路上で唾/痰を吐かないでください。)
“spit” はシンプルで伝わりやすい単語です。
感情を込めすぎず、落ち着いて伝えるのがコツです。
公共の場で不適切な行為をしているとき

Public defecation is prohibited in Japan.
(日本では公共の場での排泄は禁止されています。)
You’re not allowed to do that in public.
(公共の場ではそれをしてはいけません。)
強い内容ほど、冷静に事実として伝えるのがポイントです。
禁煙エリアでタバコを吸っているとき

This is a non-smoking area.
(ここは禁煙エリアです。)
Smoking is not allowed here.
(ここでは喫煙できません)
“non-smoking area” はとてもよく使われる定番表現です。
路上飲酒をしているとき

In this area, drinking alcohol in public is prohibited during certain hours.
(このエリアでは特定の時間帯に路上飲酒が禁止されています。)
Excuse me, drinking here isn’t allowed right now.
(すみません、今この時間はここで飲酒できません。)
長く説明しすぎなくてもOK。
「今はダメ」とシンプルに伝えるのも実用的です。
ちなみに渋谷区では、午後6時から翌朝5時の間、路上や公園など公共の場所における飲酒が通年で禁止されています。(2026年4月現在)
トラブルを防ぐための+αテクニック
理由を添える
理由を添えるだけで印象が変わります。
- “It’s a local rule.”
(地域のルールです。) - “It’s for public safety.”
(安全のためです。) - “There are fines for that.”
(罰金があります。)
ポイントは「脅さないこと」。 あくまで事実として伝えましょう。
最後はポジティブに
- “Thank you for your cooperation.”
(ご協力ありがとうございます。) - “I really appreciate your understanding.”
(ご理解に感謝します。)
この一言で、相手の印象がぐっと良くなります
よくある失敗とその回避方法
× いきなり命令する
→ 威圧的に聞こえる
○ “Excuse me” や “Could you” を使う
× 文化の違いを説明しない
→ 相手が納得できない
○ “In Japan, we usually…” を使う
× 英語を完璧に言おうとする
→ 何も言えなくなる
○ シンプルでOK、伝えることが最優先
まとめ|英語で大切なのは「やさしさ」と「伝え方」
外出先で外国人に注意する場面では、
大切なのは英語力そのものよりも伝え方です。
ポイントはこの4つ:
- ワンクッション置く
- 命令形を避ける
- 理由を添える
- 感謝で締める
これだけで、トラブルの多くは防げます。
英語が完璧じゃなくても大丈夫。
落ち着いて、やさしく伝えることができれば、それで十分です。
次に同じ場面に出会ったとき、
「どうしよう」ではなく「これなら言える」と思えるように。
少しずつ、実践で使える英語を身につけていきましょう。
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Images in the article by いらすとや
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